不用品回収業者に嫌がられるお客さんってどんな人か知っていますか?
今までいくつもの不用品回収業者を渡り歩いてきて、悪い口コミや評判をたくさん見てきました。
- 受付の対応や態度が悪い
- 説明がわかりづらい!
- 料金の確認にかなり待たされる
- 料金が聞いていたより高い!
こういった悪質な不用品回収業者の口コミや、評判を聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、逆に「不用品回収業者側に嫌われる客の特徴」や「悪質なお客さん」について聞いたことがある人は少ないですよね。
この記事では私が経験してきた「不用品回収業者が嫌がる客の特徴」の受付編を実例を交えて11パターン紹介します。
私が問い合わせの受付スタッフを担当している時期に、様々なタイプのお客さんとやり取りをしてきました。
早口だったり、寝起きだったり、外国人だったり。
多い日では1人で1日50件以上の問い合わせを受け持ったこともあります。
モンスタークレーマーの相手をすると一気に疲れが溜りましたね。
- 落ち着いて静かな場所で問い合わせよう
- 処分する物はある程度把握しておくこと
- ケンカ腰や高圧的な態度はブラックリストまっしぐら!
- 嫌われても良いことは何一つない!
- 互いに気を配り丁寧なやり取りを心がけよう!
- 【まとめ】嫌われても良いことは何一つない!
あなたは大丈夫?受付スタッフが嫌がるお客さんの特徴11選
- 息が荒い
- 折り返しの電話に出てくれない
- 話を聞いてない
- 日本語が通じない
- 延々と身の上話をしてくる
- 住所や電話番号が違う
- 声が大きすぎる
- 保留してから消息がつかめない
- 電波が悪い
- どこかへ移動しながら問い合わせてくる
- 不要な荷物を把握していない
- 初めからケンカ腰
タイプ別にそれぞれ警戒レベル順に解説していきます。
星が多いほど嫌がられやすいので注目してみてください!
息が荒い
警戒レベル:
電話での問い合わせで何やら息が荒い人がときどきいました。
受話器に息が当たり全く声が聞き取れなかったり、耳元で相手の息がボボボと聞こえてくるのはちょっと嫌ですね。
初めての問い合わせで緊張してたり、興奮しているのかもしれませんが落ち着いて息を整えてから問い合わせてほしいです。
折り返しの電話に出てくれない
警戒レベル:
メールやラインでの問い合わせで確認の折り返し電話に出てくれない人です。
折り返し電話の希望時間を指定しているにもかかわらず、音信不通なのは「ムムっ」っとなります。
何度も電話を掛けている間にどんどん他のお客さんの予約が埋まり、回収に行けなくなることもあります。
日本語が通じない
警戒レベル:
日本語があまり得意でない外国人からもたまに問い合わせがきます。
いきなり英語で話しかけられたときはびっくりしました。
今でこそある程度の簡単な英語や中国語は聞き取れますが、当初は軽くパニックになりかけました。
全ての受付スタッフが外国語を話せるわけではないため、気を付けたいですね。
話を聞いてない
警戒レベル:
料金システムの説明や回収日時を何度も伝えているにもかかわらず「いつ来るんだっけ?」と言ってくる人です。
こういうお客さんに限って当日に回収しに行くと現地に居なかったり、日付を間違って予定を組んでいます。
荷物のサイズを確認したいのに回収してほしい日にちを言ってきたりと会話が成り立たないことが多くありました。
クレームの電話を入れてくるのは決まってこのタイプですね。
延々と身の上話をしてくる
警戒レベル:
お年寄りに多いのが長々と身の上話をしてくるお客さんです。
処分する家具の思い出や孫がつけた傷の話、今度結婚する娘の話など様々。
話を遮るのは簡単ですが、お客様なので無下にするわけにもいきません。
長い話を聞いている間にキャッチが入ったり、問い合わせのメールやラインが山のように入ってくるので早く終わってくれと願うばかりです。
住所や電話番号が違う
警戒レベル:
メールやLINEでの問い合わせに多かったのが住所・電話番号の間違いです。
住所は番地が一つ違うだけでも回収に行けなくなってしまい、折り返して確認を取る手間が増えます。
電話番号が違うと到着前の在宅確認が取れなかったりと作業員が不安になってしまうので避けたいですね。
保留になってから消息がつかめない
警戒レベル:
荷物のサイズを訊ねた時に「測ってくるから待ってて」と言われ保留にした後、いつまで経っても戻ってこないお客さんです。
ただただ不安です。
普段そういった場合は一度切った後に折り返します。
私が当たった時はたまたま暇な時間帯だったため、面白半分でそのまま戻るってくるのを待っていました。
40分後に戻ってきたお客さんに事情を聴いてみたら「寝てた」と。
いろいろと心配ですね。
声が大きすぎる
警戒レベル:
とにかく声が大きいお客さんの話を聞いているだけで、ちょっと疲れてしまいます。
叫んでるんじゃないかってくらい大声で問い合わせしてくるので鼓膜が破れるかと。
怒っているのかとちょっと不安になります。
電波が悪い
警戒レベル:
通信環境がよくない所から問い合わせてくるお客さんですね。
声がブツブツと途切れて全く内容がわかりません。
さらに、電波が悪いのは業者側のせいだと言い出し、勝手に不機嫌になります。
どこかへ移動しながら問い合わせてくる
警戒レベル:
移動中に問い合わせをしてくる人です。
このタイプは息が荒い・声が大きすぎる・電波が悪いの複合タイプになりやすく、非常に厄介です。
まず屋外なのでこちらの声もきちんと拾ってくれません。
同じ説明を何度もしなくてはならず、対応する時間も取られてしまいます。
挙句の果てには「電車が来たからまたかける」と言って名前も言わず切ってしまう人です。
このあたりから流石にイラッっとしてきます。
処分したい荷物を全く把握していない
警戒レベル:
何を回収すればいいのか業者側は何一つわかりません。
「どんな不用品がありますか?」「お部屋の広さはどれくらいですか?」
情報を探るために色々質問をするのですが、とにかくわからないと。
「見積りに伺いましょうか?」と聞いても住所がわからない。
お手上げです。
諸々確認を取ってもらってからもう一度お問い合わせください。
事前に情報がそろっていないと高確率でトラブルにつながります。
業者側からするとこういった案件はかなりリスキーなので、こういうお客さんはなるベルお断りの方向へ持って行きます。
初めからケンカ腰・高圧的
警戒レベル:
開口一番に高圧的な態度で「●月●日の12時に来い!」などと言ってくるタイプです。
こういうタイプのお客さんは100%お断りします。
間違いなく回収現場でトラブルになるので、そうならないように受付の時点で切るのが基本。
現場スタッフに嫌な思いをさせたくありませんからね。
以前、後学のために意を決してなぜそんなに高圧的なのか聞いてみたことがありました。
- 不用品回収業者に舐められるわけにはいかない
- 強く出れば足元見られないだろう
- 女性スタッフだったからそうすれば安くしてくれると思った
こういったワケだそうな。
こういうお客さんの場合は100%丁寧にお断りしますので、やめましょう。
受付スタッフに嫌がられる事で生じるデメリット
情報が正確に伝わらず当日にトラブルが起きる
声が聞き取れなかったり、こちらの話がきちんと伝わってないとトラブルになりますね。
不用品の内容やサイズを確認し、しっかりと伝えることが大事です。
あえて高額な見積りを出して遠回しにお断りされる
警戒レベルが高いお客さんの問い合わせには、あえて高額な見積額を伝えて遠回しにお断りする事があります。
「他社にも聞いてみるといいですよ」「うちだと少し割高になってしまうかもしれませんね」等と言われたら少し気を付けた方がいいです。
受付スタッフの態度が悪くなる
これは受付として決してあってはならないことですが、受付も人間ですので嫌な気持ちが態度に出てしまうかもしれません。
お互いに良いことは何一つありません。
悪質な客としてブラックリストに入れられる
よほど酷いときは着信拒否等の対応を取られてしまいます。
また、業務提携をしている業者へもその客の情報が回る事があるので、ブラックリストに登録されるとよその業者にも断られてしまう場合もあります。
相手も人間だということを忘れないように
いくらお客様だからといっても、すべての要望に応えられるわけではありません。
悪い噂が目立つ不用品回収業界ですが、全ての業者が悪徳業者ではないということを忘れないでください。
トラブルが起きないように事前によく確認をしておき、受付スタッフにもわかりやすいように伝えることが大事です。
まとめ
不用品回収業者の受付スタッフが嫌がる客の特徴を紹介しました。
問い合わせる前に一呼吸置き、落ち着いてから問い合わせるようにしましょう。
受付スタッフに悪態をついても何一ついいことはありません。
お互いに無用なトラブルを避けるためにも、心当たりがある人は少し気を付けたいですね。