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鳥取市と「おいくら」が提携開始!粗大ごみ処分の負担を減らしリユースを推進

鳥取市 × おいくら、新リユース連携スタート!不要品を捨てずに再利用へ

2025年9月24日、鳥取市は株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」との提携を発表しました。

この仕組みを利用すると、市民は粗大ごみを「捨てる」だけでなく「売る」ことも選べるようになり、廃棄物の削減と資源の再利用につながる取り組みとして注目されています。

提携の理由|高齢化と処分費用の課題がきっかけに

これまで鳥取市の粗大ごみ処分は戸別の粗大ゴミ収集(有料)か指定の処理施設へ自分で持って行くのどちらかに限られており、市民からは次のような声が多く寄せられていました。

  • 大型家具や家電を家から運び出すのが大変
  • 収集日が限られていて引っ越しの予定に合わせにくい
  • 処分費用が家計の負担になる

さらに高齢化が進むにつれ、処分したいのに自分で部屋から運び出せない世帯が増加。まだ使える家具や家電が廃棄されることも多く、市はごみ削減と資源循環の両立を課題として抱えています。

こうした事情から、民間のサービスと連携して市民の負担を減らす方向に舵を切りました。

出典:鳥取市HP【リユース促進に向け株式会社マーケットエンタープライズと連携協定を締結

新しい仕組み|一括査定で複数業者から提案を受けられる

出典:おいくら

「おいくら」は、不要品の情報を入力すると複数のリユースショップから一括で査定結果を受け取れるサービスです。
鳥取市民は専用ページから申し込むだけで、次のような流れで利用できます。

  • 申し込み後、複数業者が査定額を提示します
  • 出張買取を選べば搬出や運搬も任せられます
  • 査定がつけば現金化することも可能です
  • サービス利用料は無料で、市の負担も発生しません

これにより「費用を払って処分する」から「価値あるものは売る」へと発想を切り替えられることが期待されます。

市民にとっての具体的なメリット

この仕組みは日常生活の中で次のように役立ちます。

  • 冷蔵庫や洗濯機を手放すとき
    これまでは家電リサイクル券を買って、自分で運び出す必要がありました。連携後は、出張買取に対応する業者が自宅まで引き取りに来てくれる可能性があります。
  • ソファやタンスなどの大型家具
    処分には数千円かかることが一般的。需要があれば買取対象になり、値がつかなくても無料で引き取られるケースがあります。
  • 引っ越しで一度に不要品が出るとき
    収集日を待たず、複数業者にまとめて査定を依頼できます。都合に合わせて日程を調整できるため、片付けの負担を大幅に削減。

「お金を払って捨てる」しかなかった不用品処分に、「売って循環させる」という新しい道が加わりました。
市民にとって経済的にも環境的にもプラスとなる、大きな転換点といえます。

利用前に確認しておきたい注意点

便利になったとはいえ、利用にあたっては次の点に注意が必要です。

  • 査定がつかないものは回収対象外になることがある
  • 搬出条件や対応範囲は業者によって異なる
  • 家電リサイクル料金が別途かかるケースもある

利用する際は、事前に条件をよく確認しておくことで安心して利用できます。

鳥取市・市民・環境にとっての効果

今回の提携は、市民・行政・環境のそれぞれにメリットをもたらします。

  • 市民:処分費用と手間を減らせる
  • 鳥取市:ごみ処理コストを抑えられる
  • 環境:不要品の再利用が進み、廃棄物削減につながる

単なる処分方法の追加にとどまらず、暮らしの利便性を高め、行政コストを下げ、環境保全にもつながる取り組みです。鳥取市にとっては市民サービスの質を高める施策であり、同時に地域の課題解決を進める手段でもあります。

持続可能な社会に向けた取り組みのモデルケースとして、今後の広がりが期待されます。

他の自治体との比較で見える全国的な流れ

鳥取市の事例は、全国で広がる「自治体 × リユース企業」連携の一つです。

  • 神奈川県横須賀市:2024年に「おいくら」と提携し、大型家具や家電の再利用を推進しています。
  • 兵庫県西宮市:2022年から「おいくら」を活用した不要品リユース事業を開始し、2024年には市内拠点に回収ボックスを設置する取り組みも進めています。
  • 北海道恵庭市:行政と連携し、「おいくら」を活用した不要品のリユースを市民に案内しています。

このように、不要品を資源として活かす取り組みは全国に広がっており、鳥取市は山陰地方で先陣を切った形となりました。

鳥取市 ×「おいくら」の今後はどうなる?対象品目や利用範囲の拡大も視野に

鳥取市は「市民が気軽にリユースに参加できる仕組みづくり」を掲げており、今後は対象品目やサービス範囲を広げることを検討しています。家具や家電に限らず、生活雑貨や子ども用品なども加わる可能性があります。

一方、マーケットエンタープライズは全国で自治体との連携を拡大中で、鳥取市は山陰地方での先行事例となりました。地方都市への導入が進めば、他の地域への広がりも見込まれます。

この仕組みが定着すれば、市民は手間をかけずに不用品を手放せるようになり、自治体はごみ処理コストを抑えられます。環境への負担も軽減されるため、今後の展開に注目です。


「おいくら」について


「おいくら」は株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォームです。利用者が不要品の情報を入力すると、複数のリユースショップに一括で査定依頼が送られ、提示された査定額を比較して売却先を選べます。

累計利用者は数百万人規模にのぼり、全国の自治体とも提携が進められています。出張買取に対応する業者も多く、大型家具や家電の搬出を任せられる点が特徴です。

会社概要

  • 運営会社:株式会社マーケットエンタープライズ
  • 事業内容:ネット型リユース事業、メディア事業、モバイル通信事業
  • 本社所在地:東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
  • TEL:03-5159-4060

関連リンク

出典

PR TIMES「鳥取県鳥取市が不要品リユース事業で『おいくら』と連携を開始」(2025年9月24日)

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