実家の片付けや引っ越しなどでレコードの捨て方に迷っている方がたくさんいます。
不燃ごみに出していいのか、粗大ごみになるのか、あるいは売った方がいいのかなど、判断に困るケースが多いようです。中には「大量にあって持ち運べない」「カビがあるけど処分できる?」「ジャケットの扱いは?」といった疑問を持つ人もいます。
レコードの処分方法には自治体のごみ回収に出す、宅配買取を利用して売る、リサイクルショップやフリマアプリを使うなどさまざまな手段があります。それぞれにかかる費用や手間も違うため、自分の状況に合った方法を選ぶことがポイントです。
この記事ではレコードを処分する6つの方法をわかりやすく解説し、それぞれの特徴やメリット・デメリットも比較しています。また、不用品回収を頼んだ場合の料金相場や、無料で処分する方法、レコードを再利用するアイデアまで紹介。
処分方法 | 費用の目安 | 手間 | 向いている人 |
①自治体のごみ回収に出す | 無料〜数百円(ごみ袋代・粗大ごみ処理券) | ◎(分別して出すだけ) | 少量を手早く処分したい人 |
②不用品回収業者を使う | 3,000円〜(量による) | ◎(業者が対応) | まとめて一気に処分したい人 |
③宅配買取を利用する | 無料(買取対象であればプラス) | 〇(梱包・申込あり) | 価値のあるレコードを売りたい人 |
④フリマアプリ・ネットオークション | 送料・手数料がかかる場合あり | △(出品・やり取り・発送) | 時間があって高く売りたい人 |
⑤リサイクルショップに持ち込む | 無料〜(値段がつけばプラス) | 〇(持ち込み・待ち時間) | 近くに買取店がある人 |
⑥寄付・譲渡する | 無料 | 〇(連絡・受け渡しが必要) | 捨てるより誰かに役立ててほしい人 |
レコード処分前に確認したい3つのポイント

いざレコードを処分しようと思っても「これ、もしかして売れる?」「どこまで捨てていいのかよくわからない」と迷うこともあります。長年保管されていたレコードは状態に差があり、処分方法を誤ると、買取不可になったり、処分費用が余計にかかることもあります。
再生可能か・価値があるかをチェックする
再生できる状態かどうかまずは一度レコードプレイヤーで試してみるのが基本です。針飛びや歪みがなく、音がしっかり出るようであれば、中古市場で価値がある可能性があります。
- 帯付きや初回プレスのもの
- ロック・ジャズ・クラシックの名盤やマイナー盤
- 国内盤・輸入盤を問わず、マニア層に人気のジャンル
- ジャケットや歌詞カードがきれいに保管されているもの
「これ、古いからダメかな」と決めつけず、価値があるかもと視点を変えることで、処分の方向性も変わってきます。宅配買取やリサイクルショップの利用を考えている場合は、状態の良いものを事前に仕分けしておくとスムーズ。
カビ・汚れがひどいレコードの扱い方
長期間押し入れに眠っていたレコードはカビやホコリ、変形によって再生できない状態になっていることもあります。特に湿気の多い場所で保管されていた場合、ジャケット内にカビが発生し、衛生面でも処分が必要になるケースがあります。
- 自治体によっては「汚損・劣化した媒体」は不燃ごみに分類される
- ジャケットと盤を分けて処分する必要がある
- カビ胞子が飛び散るため、屋内での清掃・解体にはマスク・手袋の着用が安心
カビ付きのレコードは基本的に買取不可です。
枚数・収納量によって処分方法を変えるべき理由
処分するレコードの枚数やボリュームによって、選ぶべき方法が大きく変わってきます。
- 10枚未満程度であれば自治体のごみ回収や宅配買取でも対応可能
- 50枚以上ある場合は、運搬や仕分けの手間を考慮して不用品回収業者の利用が現実的
- レコード棚ごと処分したいなら粗大ごみや回収サービスが必要
一気に捨てようとしてゴミ袋が重くなりすぎたり、分別ルールに引っかかって回収されなかったりするトラブルもあります。「まとめて処分したい」「急ぎで片付けたい」といった場合は、最初から業者に任せる判断も有効。
量が多いとお金もかかると思われがちですが「買取してもらえるものだけ抜き出す」→「残りはまとめて業者へ」という流れにすれば、処分費用も抑えられます。
処分方法①自治体のゴミ回収でレコードを処分する

レコードって燃えるゴミ?それとも不燃?と迷う人は意外と多いです。自治体のルールにさえ沿えば一番手軽でお金もかからない処分方法ですが、出し方を間違えると回収されなかったり、トラブルになることも。ここでは自治体のごみ回収でレコードを処分する方法をしっかり確認していきましょう。
レコードは可燃ごみ?不燃ごみ?地域による違い
レコードの盤(プレスされた部分)はポリ塩化ビニルというプラスチックの一種。だいたいの地域では「不燃ごみ」でOKですが、心配な場合は市区町村のゴミ分別表で「レコード」「アナログ盤」などの記載をチェックしておきましょう。
粗大ごみとして出す場合の手続きと費用
「1〜2枚だけ捨てたい」くらいなら普通の不燃ごみで済みますが、枚数が多いと粗大ごみ扱いになる可能性もあります。目安としては、1袋に入りきらない・10kgを超えるような量になってくると、自治体によっては粗大ごみとして申請が必要になります。
- 事前に粗大ごみ受付センターへ電話やネットで申し込み
- コンビニで処理券(200〜500円前後)を購入
- 指定日に貼り付けて所定場所へ出す
まとめて一気に捨てたいと考えている人は小分けにして通常のごみ回収日に出すか、粗大ごみとして予約するか、先に判断しておくと安心です。
ジャケット・紙類は資源ごみとして分別
意外と忘れがちなのがレコードのジャケット類の扱い。こちらはほとんどの自治体で「紙ごみ」「資源ごみ」に分類されます。
- ビニールで覆われた外装:→可燃ごみまたは不燃ごみに分ける
- 厚紙でコーティングされたタイプ:→資源にならないとされる地域もあり
つまり、ジャケットと盤は別々に分別しておくのが基本というわけですね。ジャケットの中にチラシや歌詞カードが入っている場合は、それぞれ紙として扱えばOKです。
処分方法②不用品回収業者を使ってまとめて処分する方法

レコードの枚数が多かったり棚やスピーカーごと片付けたい場合は、不用品回収業者にお願いしてしまうのもひとつの手です。電話一本で自宅まで来てくれるので「自分で動くのが面倒」「片付けの時間が取れない」という人にはおすすめ。
不用品回収業者に頼むメリットとデメリット
不用品回収業者のいちばんの魅力は楽さですね。依頼すれば重たいレコードも棚もすべてその場でまとめて運び出してくれます。デメリットはやっぱり費用。少量だけ処分したい場合はコスパが悪くなりがちです。
- レコード10枚くらいだけ処分したい
- 処分物の量がダンボール1箱分以下
不用品回収の料金相場と追加費用の注意点
費用の目安としては軽トラ1台ぶんで5,000〜20,000円前後が相場です。回収する物の量や作業内容によって料金は変動するため事前見積もりは必須。また、追加費用が発生しやすいケースもあるので注意です。
- 階段での運び出し
- 夜間や土日の作業指定
- 回収対象外のものが混ざっている
あとから思ったより高かった…と後悔しないように不明点は見積もり時にしっかり確認しておきましょう。
どんなときに不用品回収業者が向いているか
以下のような状況に当てはまる場合は回収業者を検討してOKです。
- 引越しや遺品整理でまとめて大量に処分したい
- ほかにも家電や家具がある
- 車がなくて運び出しができない
- 急いで片付けたい(即日対応してくれる業者もあり)
高齢の親世帯や一人暮らしの女性など人手が足りない場合にも不用品回収業者はかなり頼りになります。
処分方法③宅配買取でレコードを賢く処分する

捨てるのはもったいないけどリサイクルショップに持っていくのは面倒…そんな人にぴったりなのが、宅配買取サービス。自宅にいながらレコードを段ボールに詰めて送るだけ。梱包用の箱を用意してくれる業者も多く、実はかなり手軽な方法だったりします。
宅配買取の流れと準備に必要なもの
サイトから申し込み
申し込みフォームに名前・住所・買取希望などを入力するだけで完了。1〜2分で終わります。
ステップ2|梱包用の段ボールが届く(または自分で用意)
多くの宅配買取サービスは無料で専用の箱を送ってくれます。自宅にある段ボールで代用できるところもあります。
レコードを詰めて、買取申込書と一緒に発送
傷がつかないように新聞紙などで保護しておくと安心。申込書はコピー不可なので忘れず記入を。
査定結果がメールなどで届く
数日〜1週間ほどで査定額の連絡がきます。金額に納得できるかを確認しましょう。
金額に納得できたら入金(キャンセルもOK)
OKすれば指定口座に振り込み。もしキャンセルしたい場合は、レコードを返送してもらうことも可能です。
必要なのはレコードと本人確認書類、それと段ボールだけ。初めてでもスムーズに進められるよう、業者側もわかりやすい案内を用意してくれています。
宅配買取のメリット・向いている人とは?
宅配買取のいいところは自分のペースで準備できて、誰とも会わずに処分できること。
- 忙しくてお店に行く時間がない
- 店頭で値段交渉するのがちょっと苦手
- 家の中を片付けながら、まとめて売りたい
- 引越しや実家整理で大量に出てきた
レコードに詳しくなくてもOK。専門スタッフがしっかり査定してくれるので自分では価値がわからないけど売れるかも…という人にも向いています。
項目 | 宅配買取 | メルカリ・オークション | リサイクルショップ |
手間 | 梱包だけで完結 | 出品・やり取り・発送あり | 店舗まで持ち込み |
査定の正確さ | レコード専門スタッフが多い | 自己判断・購入者頼み | スタッフによる/専門性低いことも |
売却価格 | 適正価格がつきやすい | 高値になることもあるが不安定 | 低めになりがち |
入金までの早さ | 査定後すぐ | 売れ次第/遅れることも | 即日も可能 |
向いている人 | 手間をかけたくない人 | 時間がある・慣れている人 | 少量処分・近くに店がある人 |
買取価格がつくレコードの特徴とは?
すべてのレコードに値段がつくわけではありませんが、次のようなものは高価買取が狙えます。
- 帯付き・初回プレスのレコード
- 洋楽・ロック・ジャズなど人気ジャンル
- アーティストの限定盤や廃盤タイトル
- ジャケットや歌詞カードがきれいな状態
- マニア向けレーベル(例:ブルーノートなど)
逆に、状態が悪い・大量生産された一般盤などは値段がつきにくい傾向があります。まずは査定だけ試してみるのもアリですね。
宅配買取の注意点とトラブル回避のコツ
宅配買取は便利ですがいくつかの注意点もあります。
- 査定後のキャンセルはOKでも、返送料が自己負担になる業者もある
- 値段がつかないレコードは「無料引き取り」になることも
- 梱包ミスや申込書の不備で査定が遅れる場合がある
トラブルを防ぐためには、
- 事前に利用規約をチェック
- 買取不可品の確認
- 発送前にレコードの状態をメモしておく
このあたりを押さえておくと安心です。
どの業者に頼めばいいかわからない…という人には、コチラの記事でジャンルごとにおすすめの宅配買取業者を比較しているので参考にしてください。
▶ 詳しくは → 【レコード宅配買取おすすめ業者5選】
処分方法④フリマアプリ・ネットオークションで高く売る

「これ、店より高く売れるかも?」そんな期待があるなら、メルカリやヤフオク!を使って自分で売ってみるのもアリです。
リサイクルショップだと値がつかなかったレコードが、コレクターに3倍以上の価格で売れたなんて話も珍しくありません。手間はかかりますが高値で売れるチャンスを狙いたい人には最もおすすめな方法です。
メルカリやヤフオク!で高く売れやすいレコードの特徴
市場で価値があるとされるレコードには、いくつかの共通点があります。
- 帯付き・初回プレス・限定仕様
-
とくに70〜90年代の邦楽・洋楽はコレクターが多いジャンル
- マニアックなジャンル(ジャズ/シティポップ/インディーズ)
-
店頭でスルーされても、ネットではプレミアになることも
- 状態がきれいなもの(盤・ジャケット・歌詞カード)
-
美品は写真映えするのでクリック率が上がります
出品時のコツとトラブルを防ぐポイント
スムーズに売ってトラブルを避けるためには以下を押さえておきましょう。
- タイトルと説明文に具体性を入れる
-
「〇〇盤/帯付き/傷あり再生OK」など、購入者に誤解を与えない工夫を
- ジャケットや盤の写真を複数載せる
-
特に背表紙や盤面のツヤなど、買い手が気にする部分を丁寧に
- 梱包は念入りに・配送は追跡ありにする
-
割れ・濡れ防止にプチプチ+厚紙補強。匿名配送を使えば安心
面倒そうに見えますがテンプレートを作っておけば2〜3回で慣れてきます。出品・発送まで30分もかからないことも多いです。
フリマアプリ・ネットオークションが向いている人・向かない人
「とにかく早く処分したい」「誰かに任せたい」という人には不向きですが、以下に当てはまるなら、フリマは有利な選択肢になります。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
レコードにちょっと詳しい 売れそうか調べるのが苦じゃない 写真を撮ったり説明を書くのが苦にならない 売れるまで待てる(急ぎではない) | 手間なく一括で処分したい 梱包や出品がめんどくさい コメントのやり取りがめんどい 傷が多い/汚れがひどい |
数十円〜数百円にしかならないリサイクル店より、うまく出品すれば2,000円以上で売れる可能性もあるのがネット取引の強み。
処分方法⑤近所のリサイクルショップに持ち込むと、その場で処分できてラク

近くにリサイクルショップがあるならレコードを直接持ち込んでしまうのも手っ取り早いです。査定もその場でしてくれるので時間がないときやすぐ手放したいときにぴったりですが、店によってはレコード自体を扱っていないところもあるので、そこは要注意です。
持ち込み時の流れと、行く前に確認しておきたいこと
流れはほんとにシンプルです。
- レコードをまとめて店舗に持っていく
- 店員さんがその場で査定(10〜30分ほどが多い)
- 金額に納得できたら現金を受け取って完了
注意しておきたいのはレコードの取り扱いがあるかどうか。ブックオフやセカンドストリートでも、CDだけでレコードは対象外…なんてこともあります。たくさん持ち込むときは一度連絡しておくとスムーズ。
宅配買取との違いは「気軽さ」と「スピード感」
宅配買取とどう違うの?とよく聞かれますが、ざっくり言えば「早さ重視なら店頭」「価格重視なら宅配」って感じです。
- すぐに査定してくれて、その場で引き取ってくれる
- 店によってはその日のうちに処分まで完了
- 専門性はやや低めなので、マニアックなレコードは見落とされやすい
- 送って待つ手間はあるけど、査定はしっかりしている
- 古いレコードにプレミアがつく可能性もあり
- 価格に納得できなければキャンセルも可能
とにかく楽に片付けたい人はリサイクルショップ、価値を見極めて売りたい人は宅配という感じで使い分けるのが正解です。
リサイクルショップが向いているのはこんな人
- 近所に店舗がある人(車で運べるとラク)
- 他にも不用品があって一緒に持って行きたい人
- 値段はそこまで気にせず「とにかく早く手放したい」人
- 高齢の親の代わりに片付けをしている人
逆に、「レア物かも」「ジャケットが美品だから高く売れる気がする」…そんなときは宅配買取の方が後悔しません。
リサイクルショップは処分に近い感覚で使える気軽さがあるぶん過度な期待は禁物ですが、サクッと手放したいときにはやっぱり頼れる選択肢ですね。
処分方法⑥寄付・譲渡でレコードを活用する方法

「まだ使えるのに捨てるのはちょっと気が引ける」そんなときは、誰かに譲ったり、寄付という形で役立ててもらうという選択肢もあります。
値段はつかなくても誰かにとっては宝物かもしれません。気持ちよく片付けられる方法として寄付する人も増えてきています。
音楽教室・福祉施設・チャリティ団体に寄付する方法
使ってくれる人に届けたいなら寄付という形での活用が向いています。
- 地域の音楽教室や児童館
-
教材やBGMとして活用されることも
- 高齢者施設や福祉作業所
-
昔の音楽が喜ばれる場面もあり
- チャリティショップ・寄付受付団体(セカンドハーベストなど)
-
状態が良ければ、販売資源として活かされる
送り先によってはジャンルや状態に条件がある場合もあるので、事前に問い合わせて確認しておくと安心です。
知人・SNSで譲るときのマナーや注意点
知り合いに譲ったり、SNSや地域アプリ(ジモティーなど)で募集するのも気軽で便利な方法です。ただし、やりとりが人と人になるぶんちょっとした気遣いが大切です。
- 先着順ではなく「引き取りに来られる人優先」と伝えるとトラブルを防げる
- LINEやDMで「話が違う」と揉めるケースもあるので、条件は最初に明確に
- 発送が必要な場合は送料の負担や方法をハッキリさせる
欲しいです!という声が集まるのはうれしいですが、やり取りが雑になると逆にストレスになることも。
寄付・譲渡が向いているのはこんな人
- 値段より、誰かの役に立つことを優先したい
- 捨てるのは気が引けると感じている
- 不用品として出す前に、もう一度人の手に渡してみたい
- 時間に余裕があり、相手とのやり取りにストレスを感じにくい
「時間がない」「やりとりが面倒」「状態が悪いレコードが多い」といった場合は、買取や回収など他の方法の方がスムーズです。
各処分方法の費用と手間を徹底比較!安く・ラクに片付けるコツ

レコードって処分するのにお金かかるの?と気になる人も多いです。実際、処分する方法によっては無料で済むこともあれば逆に1万円以上かかることもあります。
ここでは費用と手間をバランスよく見比べられるようにまとめました。どれが一番お得か?ではなく、自分に合った方法はどれか?のヒントにしてください。
処分方法 | 処分費用の目安 | 手間の少なさ | 備考 |
自治体のゴミ回収 | 無料〜数百円 | △(分別や回収日の調整あり) | 分別ルールを守れば安く済む |
不用品回収業者 | 5,000〜20,000円前後 | ◎(丸投げOK) | 大量処分・急ぎなら便利 |
宅配買取 | 0円(売れればプラス) | ◯(梱包・発送が必要) | 価値がある物はお金に変えられる |
フリマアプリ・オークション | 出品無料/送料負担あり | ×(出品〜梱包〜対応) | 高値で売れることもあるが手間は大 |
リサイクルショップ | 0〜数百円 | ◯(持ち込みのみ) | 高値で売れることもあるが手間は大 |
譲渡・寄付 | 無料 | △(連絡・運搬の調整) | 気持ちよく処分できる方法 |
無料で処分したいならこの3つ
処分方法 | 費用 | 備考 |
無料自治体ゴミ/譲渡・寄付無料 | 無料 | ゴミ袋代のみ・人手要 |
宅配買取 | 0円+売却益 | 梱包だけ必要・売れる品に限る |
粗大ごみ | 数百円〜1,000円前後 | 手数料+収集申込が必要 |
不用品回収業者 | 5,000円〜 | 他の大型ゴミとまとめて可能 |
できるだけお金をかけたくないという人には以下の方法がおすすめです。
- 自治体のごみ回収
-
地域のルールに沿えば、不燃ごみや粗大ごみで無料〜数百円で済むことも
- リサイクルショップや買取業者
-
状態が良ければ買い取ってもらえる。宅配買取なら送料も無料のところが多い
- 知人に譲る・寄付する
-
気持ちよく片付けられて、誰かの役に立てるのが魅力
処分費用と手間を減らす3つのコツ
少しの工夫でレコードの処分にかかる費用や手間はぐっと抑えられます。
1, 分別・解体して可燃や資源ごみに出す
自治体によってはレコード盤は「不燃ごみ」、ジャケットは「資源ごみ」として無料で回収してもらえることもあります。細かく分ける手間はかかりますが分別さえできれば処分費はゼロ円で済むケースも。
盤とジャケットをそれぞれビニール袋と紙袋に分け、地域の回収日に合わせて出すだけ。あとでいいやと思ってまとめて出すと粗大ごみ扱いになることもあるので早めに仕分けておくのがポイント。
2, 売れるかもしれない物を先に仕分けておく
全部まとめて捨てる前に「これ、売れるかも?」というレコードを1〜2枚だけでもピックアップしてみてください。状態が良かったり、帯付き・限定盤などは意外な高値がつくこともあります。価値がわからないときはまとめて宅配買取に送って査定してもらうとラクです。
3, 不用品回収業者は必ず見積もりを取って比較する
急いで片付けたいときに便利なのが不用品回収ですが、1社だけに即決するのはかなり危険です。
業者によっては基本料金が高かったり、運搬費・階段料金などが後から上乗せされるケースも。事前に2〜3社から見積もりを取っておけば、数千円〜数万円も差が出ることはざらにあります。
特に「電話だけで見積もりOK」といった業者は対応も早く、比較もスムーズ。業者選びに迷ったらまずは無料見積もりを取るだけでも損はありません。
あなたに合ったレコード処分方法は?目的・状況別にぴったりの選択肢を紹介

レコードの処分方法はどれが正解というものではなく、人それぞれの状況によって最適解が変わります。以下ではよくある4つのシチュエーション別に、どんな処分方法が向いているかを整理しました。
状況 | 処分方法の候補 | ポイント |
高齢の親のコレクション整理 | 宅配買取、出張買取、不用品回収、寄付 | 価値の見極め・搬出負担・気持ちの整理に配慮 |
引っ越しや実家の片付け | 宅配買取、不用品回収 | スピードと一括対応が重要。家具・家電との併用も可 |
手間をかけたくない・すぐ済ませたい | 宅配買取、不用品回収、自治体ごみ | 労力を最小限に。電話一本やネット申込で完結可能 |
お金に換えたい | 宅配買取、フリマアプリ、オークション、寄付併用 | 売却で価値を回収。高く売るには時間・工夫も必要になる |
高齢の親のレコードを処分したいときは?価値の見極めと負担の軽減がカギ
親世代が大切にしてきたレコードコレクション。中には価値のある1枚が混ざっていることもあるため、いきなり捨ててしまうのは避けたいところです。
- まずは買取業者に査定を依頼
-
帯付き・洋楽・クラシックなど、意外と高値がつくジャンルもあります。
- 梱包が難しい場合は出張買取や不用品回収も視野に
-
枚数が多かったり重くて運べないケースでは、搬出作業まで任せられる方法が安心です。
- 処分後の気持ちの整理にも配慮
-
譲渡や寄付といった「手放し方」を選べば、気持ちの負担も軽くなります。
引っ越しで急ぎ処分したいときは?スピード重視で選ぶ処分方法
転居や実家の整理など、急ぎで今すぐ何とかしたい状況ではスピード感と一括対応が重要になります。
- 宅配買取なら集荷対応でラクに片付く
-
段ボールに詰めて送るだけで完了。業者によっては段ボールも無料です。
- 家具や家電も一緒に処分したいなら不用品回収業者が便利
-
まとめて一括で対応してもらえるので、片付けが一気に進みます。
- 時間がないなら自治体ゴミより業者系がスムーズ
-
粗大ごみ回収の予約や分別の手間がかからないのもメリットです。
時間がない・手間をかけたくないなら?ラクに片付く処分手段3つ
「とにかく早く」「手間をかけずに終わらせたい」そんな人に向いているのは以下の方法です。
- 段ボールに詰めて送るだけの宅配買取
-
申し込みから集荷までネットで完結。使い慣れていない人でも迷いにくい設計です。
- 電話1本で完結できる不用品回収
-
自宅に来てもらって、そのまま運び出し&処分まで対応してくれます。
- 少量なら自治体の不燃ごみでOK
-
費用もかからず最も手軽。ただし地域によっては可燃・粗大扱いになるため事前確認が必要です。
レコードを高く売りたいなら?宅配買取・フリマの活用術
「少しでもお金になればうれしい」「価値あるレコードなら残したい」──そう考えるなら、売却を前提に処分方法を選びましょう。
- 宅配買取は手軽で高値がつきやすい
-
レコードに詳しい専門査定士がいる業者を選べば、価値を見落とさず査定してくれます。
- 時間と手間をかけても良いならフリマアプリ・オークション
-
プレミア付きレコードなら、思わぬ高値がつくことも。ただし出品・発送などの手間はかかります。
- 一部だけ売って、残りを寄付・譲渡するのもアリ
-
「処分とお金、どちらも少し得たい」という人にバランスの良い選択肢です。
レコードの処分に関するよくある質問

レコードの捨て方や売却方法についてよく聞かれる疑問をまとめました。思い入れのあるものだからこそ迷うポイントも多いです。処分前にぜひチェックしておきましょう。
レコードは可燃ごみで出していいの?
基本的には不燃ごみに分類される自治体が多いです。レコード盤の素材はポリ塩化ビニル(PVC)製で、燃やすと有害物質が出るおそれがあるため、可燃ごみとして出せない地域も少なくありません。
処分前に、自治体のごみ分別一覧や公式サイトで確認するのが確実。ジャケット部分は紙素材なので資源ごみ扱いになることが多いです。
大量にあるけど粗大ごみで出せる?
一般的なレコード盤は粗大ごみに該当しません。ただし、枚数が多すぎて不燃ごみ袋に入りきらない場合や、ケースごと捨てる場合は粗大ごみ扱いになるケースもあります。
枚数が50枚以上あるなど家庭ごみとして出すのが難しい場合は、自治体の粗大ごみ受付センターへ相談するのがおすすめです。手間を省きたい場合は不用品回収業者や宅配買取を検討するのもひとつの方法です。
カビが生えたレコードも売れる?
状態次第では売れることもあります。再生可能なレコードであれば専門業者であればクリーニングを前提に査定してくれる場合も。ただし、以下のような場合は減額対象になります。
- カビで溝がダメになっている
- 異臭が強くついている
- ジャケットごとカビている
「見た目が悪い=売れない」とは限らないので状態を伝えた上で査定を受けてみるのが正解です。
買取査定にジャケットの有無は関係ある?
大きく影響します。ジャケットは商品の一部として評価されるため、ない場合は減額される可能性が高いです。
- 初回限定盤
- 帯付き
- 特典付きのジャケット
これらはコレクターにとって重要な要素。ジャケットだけでもコレクター需要がある場合もあるため、処分せず一緒に査定に出すのがベターです。
家族が集めていたレコード、どれから手をつけるべき?
枚数が多い場合は売れそうなものと処分するものにざっくり仕分けることから始めるのがコツです。
- ジャズ・ロック・クラシックなどジャンルをまとめる
- 帯付き・初回盤・有名アーティストを優先的にチェック
- カビ・破損・反りがあるものは別に分ける
仕分けが終わったら専門の宅配買取業者に査定を依頼すると手間なく価値がわかります。どれが売れるか分からないと感じたときは段ボールにまとめて送ってしまってOKです。
処分を避けて再活用・リメイクするアイデア

レコードを捨てる以外の方法を探しているなら再利用やリメイクも選択肢のひとつです。見た目にもレトロ感があり、発想次第でおしゃれなインテリアに変身させることも。思い出の品を手放さずに活かせる方法をいくつか紹介します。
レコード盤を使ったDIYインテリア例
古いレコード盤はちょっと手を加えるだけで立派なインテリアになります。
- 壁掛け時計:真ん中に100均の時計パーツを通すだけ。針の動きがアクセントに。
- お皿風トレイ:加熱してやわらかくし、曲げてお皿のように加工。玄関やデスクにぴったり。
- ウォールアート:複数枚を壁に並べるだけでも存在感ばっちり。カフェ風の空間に。
加工にはヒートガンやドライヤーなどの道具が必要になりますが手順自体はシンプル。初めてでも気軽に挑戦できます。
ジャケットをポスターや収納に活用する
レコードジャケットのアート性に惹かれて集めていた人も多いはず。
- ポスターとして飾る:額に入れて壁に飾れば、カフェやギャラリーのような空間に早変わり。
- ペーパーファイルや収納ボックスの装飾に:カラーボックスの表面に貼ると、一気に雰囲気アップ。
レコードをリメイクする際の注意点
SNSでも「#レコードリメイク」などのタグで検索すると多くの実例が出てきます。
- レコードで作ったランプシェード
- ジャケットを表紙にした手作りノート
- DIY好きのカップルが結婚式のウェルカムボードに再利用
レコード盤は熱でやわらかくなる素材のため加工時にはやけどに注意。必ず換気しながら作業してください。
レコードはもう聴かないけどなんとなく捨てにくいときは、ちょっとしたアレンジで思い出を残してみるのもいいかもしれません。DIYが苦手な人でも飾るだけの簡単な方法から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ|レコードの処分方法は「目的・状況・価値」で最適な方法を選ぼう
レコードの処分といっても選択肢はさまざま。「売れるかもしれない」「手間をかけたくない」「どうせなら誰かに譲りたい」など、目的や状況によってベストな方法は変わってきます。
まずは処分したいレコードの枚数・状態・価値をざっくり把握しましょう。状態が良く、まとまった枚数があるなら宅配買取での現金化がもっとも手間が少なくておすすめです。
処分を急いでいたり、売れそうにないレコードが多い場合は自治体回収や不用品回収業者の利用も検討しましょう。捨てるのはもったいないと感じた方には譲渡や寄付、リメイク活用も有効です。
目的と状況、そしてレコードそのものの価値に合わせて自分に合った方法を選んでみてください。
\ 信頼できる業者探しは相見積もりが必須! /
料金・信頼性・対応スピードを比べて決めたい方へ
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相見積もり先や安心して利用できる不用品回収業者を探していたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
