お客さんに嫌われるような不用品回収業者のクレームや評判をよく耳にします。
- この業者は高いからやめた方がいい
- 時間通りに来ない
- 貴重品を無理やり買い取ろうとしてくる
- ぼったくりをしてくる
- 不法投棄してるらしい
このような悪徳業者の特徴を聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、逆に不用品回収業者側に嫌われる悪質なお客さんの特徴を耳にしたことはありますか?
前回は同じテーマで、受付スタッフ編として紹介しました。
今回は現場作業員編ということで、作業員が実際に回収するときに「このお客さん嫌だなぁ」と思うお客さんの特徴について紹介します。
受付スタッフ編と同様に、現場作業員に嫌われてもデメリットしかありません。
身に覚えがある方は少し気を付けた方がいいかもしれませんね。
- 現場作業員は時間に追われている
- 無駄に時間を取られることを嫌う
- 嫌なお客さんにはサービスしない!
- 【まとめ】トラブル回避のために無難な対応を心がけよう
>>不用品回収業者が嫌がる客の特徴11選!~受付スタッフ編~
現場作業員が嫌がるお客さんの特徴11選!
- 到着前の連絡がつながらない
- インターホンを押してもなかなか出てこない
- 依頼主が家に居ない
- 支払いを渋る・手持ちがない
- 代理人に話が伝わっていない
- バイキン扱いしてくる
- 高級マンション等で不用品回収作業の手続きが済んでいない
- バレないように処分するものをコッソリと増やしてくる
- 処分するものを把握していない
- 搬出後にキャンセルをしてくる
- 壁や床にもともとついていた傷を不用品回収業者のせいにする
タイプ別にそれぞれ警戒レベル順に解説していきます。
受付スタッフ編と同様に、星が多いほど嫌われやすいので注目してみてください!
到着前の連絡がつながらない
警戒レベル:
回収場所に到着する30分~1時間前には一度依頼主へ連絡を入れる業者が多いです。
当日の在宅や予約を忘れていないか確認するため、受付時にも連絡をする旨を伝えています。
この電話に出てくれないと、現場に向かっている作業員は無駄足にならないか心配になってしまいます。
インターホンを押してもなかなか出てこない
警戒レベル:
到着してインターホンを押してもなかなか出てきてくれない人です。
寝てたり、お風呂に入っていたりする人が多いですね。
依頼主が家に居ない
警戒レベル:
到着前の電話を入れたにもかかわらず、出かけて行く人がたまにいます。
業者側からしたら帰ってくるまで待ちぼうけになるので勘弁してもらいたいところ。
一日に何件も現場を回る事があるので、こういった時間のロスで次の現場に遅れたりするので結構嫌ですね。
支払いを渋る・手持ちがない
警戒レベル:
一般的な不用品回収業者は作業に入る前に荷物を確認し、改めて料金の確認をします。
そこで同意したにもかかわらず、作業終了後の支払い時に渋ってきたり、手持ちがないから払えないと言ってくるタイプ。
最初に提示した金額と違うのなら当然の主張ですが、見積り額と全く同じにもかかわらずゴネる人が結構います。
手持ちがないのであれば処分する荷物を減らして金額を調整することもできますが、積み終わった後に申し出てこられても対応は難しいものがあります。
途中で気分が変わるのもわかりますが、なるべく搬出する前に交渉をしてほしいですね。
高級マンション等で事前の手続きが済んでいない
警戒レベル:
タワーマンションなどの高級マンションでの作業はほとんどの場合、作業前に申請が必要になります。
事前にコンシェルジュや防災センターで申請しておかないと作業ができないことがあります。
この手続きができていないと完全に足止めを食らってしまうので気を付けましょう。
代理人に話が伝わっていない
警戒レベル:
問い合わせた人と当日に立ち会う人が違う場合です。
当い合わせ時に説明したことが当日立ち会う人に伝わってないことが多く、トラブルになることが多いです。
料金の説明や作業時間、買取りの説明などしっかり伝えていたにもかかわらず、「聞いていない」などと言ってきます。
作業員はこういった対応には慣れていますが、このタイプは結構嫌われますね。
ちなみに私が一番嫌だと感じるお客さんがこのタイプです。
バイキン扱いをしてくる
警戒レベル:
コロナで敏感になるのは分かりますが、作業員に直接アルコールスプレーを吹きかけるのはやめましょう。
宅配業者の間ではかなり話題になり、ニュースにもなっていましたね。
それは不用品回収業界でも同じです。
預かっている荷物があるわけでもないので怒って帰ってしまうかもしれません。
バレないように処分するものをコッソリと増やしてくる
警戒レベル:
搬出前に荷物と料金を決めたにもかかわらず、それ以外の不用品をシレっと増やしてくるタイプです。
「これくらいならバレないだろう…」と不用品を集めてあるスペースに物を追加する人がたまにいます。
バレバレです。
悪質な業者に依頼してその行為がバレると徹底的に追加料金を請求してくるので、リスクが高いです。
正直に、「これも追加で持って行ってもらえますか?」と言ってくれれば、多少であればサービスしてくれる事が多いので、ズルをしてもいいことはありません。
コソコソしてるお客さんにはサービスする気は起きませんね。
処分するものを把握していない
警戒レベル:
代理人に話が伝わっていないときに多いケースが、立会人が処分するものを把握していないパターンです。
作業直前になって処分する荷物を一つ一つ確認しはじめ、ひたすら待たされることがしばしば。
回収直前になっているものといらないものの仕分けを始める人も要注意です。
搬出後にキャンセルをしてくる
警戒レベル:
荷物を全てトラックに積んだ後、「やっぱりこれは家に残しておきたい」「手持ちがないからやめる」と言ってくるお客さんです。
少量の荷物であれば降ろすこともできますが、丸ごとキャンセルとなればそうもいきません。
「キャンセルしたんだから元の場所に戻せ」と言ってくるお客さんが稀にいるので、無事に搬出が終わっても作業員は全く油断できません。
迷惑行為や営業妨害ということで警察沙汰になることもあるので絶対にやめましょう。
値切るため意図的にゴネる人もいますが、確実にブラックリスト行きになります。
壁や床についていた傷を不用品回収業者の責任にする
警戒レベル:
これも意図的に責任を業者にすべて押し付けて、家の修繕費用を請求して来ようとする悪質な客です。
こういったトラブルは実際によく発生しており、保証会社も忙しいとのこと。
床・壁などの傷はトラブルになりがちなため、作業に入る前に写真を撮ったりします。
ゴネてきそうな客と判断した場合も、保険のためにチェックします。
無用なトラブルは業者側としても避けたいですね。
現場作業員に嫌がられる事で生じるデメリット
作業が雑になる
嫌なお客さんの現場はさっさと終わらせたいという気持ちになるため、精彩を欠く事があります。
思わぬトラブルが起きてしまうので注意しましょう。
回収をお断りされる
明らかに悪質な客だったり、事前に聞いていた時よりも遥かに荷物が多く料金についても正確に伝わっていなかった場合は回収を断る場合があります。
料金をサービスしてくれない
家の片づけを進めていて問い合わせ時よりも荷物がちょっと増えた場合、本来であれば料金を安くしたり、おまけをしてくれたりします。
業者に嫌な印象を与えてしまうとそういったことが一切なくなり、びた1文安くすることはありません。
毅然とした態度はほどほどに
足元を見られまいと強気に出たり、あえて横柄な態度を取ったりするお客さんは多いです。
しかし、それは昔の悪徳不用品回収業者であふれていた時代に有効だった手段であり、現在ではまったくもって逆効果です。
今でも悪質な業者は少なからずありますが、そういう業者の作業員を逆上させてしまうリスクがあるのでやめておいた方が無難でしょう。
業者側の好意でサービスしてくれる機会を失うのもあまりいい判断とは思えません。
作業員に対しても普通に接し、決して安くはない不用品回収の費用を少しでもお得に済ませたいですね。
まとめ
この記事では不用品回収の現場作業員に嫌われるお客さんの特徴を警戒レベルごとに紹介しました。
私自身の実体験や、同僚の話を参考にまとめています。
朝一番に酷いお客さんに当たったときは一日中もやもやしたことも。
よっぽど酷くない限りお客さんの前では笑顔を絶やさないようにしていた私でも、警戒レベル4のお客様あたりからは真顔になりますね。
無用なトラブルを避けるためにも、心当たりがる人は気を付けておきましょう。
前回紹介した不用品回収業者に嫌われるお客さんの特徴も含め、不用品回収を依頼する際には少し気にかけてみてください。